日々アスリートと接していると、普通じゃ考えられないと思うようなことを目の当たりにすることが多々あります。
そもそも毎日長時間にわたって練習する競技もあるのでその時点で今の僕からしたら凄すぎると思ってしまうのですが・・・。
超人的なアスリートはその身体にもいわゆる普通と違う特徴がたくさんあります。
そしてオリンピック、パラリンピックに合わせて世界のトップに立つアスリートの身体について知ることができる展覧会、その名も「超人たちの人体」日本科学未来館で行われていたので行ってきました。
まずは、100m世界記録保持者ウサイン・ボルト選手
等身大のMRIやボルト選手の下肢のMRI画像を実際に動かして肉離れの痕をみることもできました。
またボルト選手の世界記録9秒58を出した時の最大スピード時点の歩幅2m86cmも体感できました。凄すぎます!
続いては
車いす陸上のタチアナ・マクファーデン選手
腰から下が麻痺した状態で生まれ、いくつもの困難、過酷なトレーニングを乗り越え「超適応」が起こり
世界チャンピオンになりました。
超適応とは、脳に起こる特異的な適応のことで、タチアナ選手の場合、通常足の領域として使われる脳の部分が、手を使うときにも使用されるようになったそうです。
それゆえに素晴らしいテクニックで40㎞/hにも及ぶスピードを車いすで出すことができます。
最後は
競泳の絶対王者 ケレブ・ドレセル選手です。
東京オリンピックでも見事5冠を達成しています。(50m自由形・100m自由形・100mバタフライ・400mフリーリレー・400mメドレーリレー)さらに100mバタフライと400mメドレーリレーでは世界新記録を樹立しました!
ドレセルも様々な特徴があるのですが、
1番驚いたことが、100mバタフライのラスト15mは息継ぎをしないそうです。(通常平均5回)
一番つらく苦しいときにこんなことできるなんてまさに超人ですね・・・。
この展示会はNHKで特集された際に測定したデータを使用したもので、スポーツを仕事としている身には興奮しました。
NHKの技術ってすごいんですよ。スポーツシーンの様々なところでNHKが世界で初めて開発した映像技術を使用しています。
ここまで簡単にまとめてしまいましたが、展示会の規模自体は大きくないもののないようはとても濃いです。
この展示会は9月5日まで!!
あと2日しかありません。
コロナという状況下ですが、せっかくの機会ですので週末時間がある方は、感染対策を徹底してぜひ行ってみてください!
要予約ですのでご注意を!
この記事へのコメントはありません。