こんにちは。久しぶりのブログ投稿です。
4月21日国民生活センターより情報が発信されました。
ニュースでも取り上げられSNSなどでも少し話題となりました。
ウエイトトレーニングを行う上でケガの発生の確率を0にするということは不可能だと考えています。
だからケガをするのはしょうがないということはありません。
トレーニングを指導させてもらう側としてはより0の近づけるリスクはもちろん行っています。
床に最低限のものしか置いていない、使わないプレートは戻すなどです。
そして正しいトレーニング姿勢にこだわりを持ち徹底的に指導するということもそのうちの一つです。
今回の報道発表資料をみてみるとたくさんの事例を見ることができます。
そしてウエイトトレーニングを始めたばかりの方が事例に多く出てくるような印象を受けます。
これは指導者側がウエイトトレーニングを始める方の特徴を理解できておらず起こっていることが多いのかもしれません。
私自身もSPCCを開店して以降、一般の方を指導させていただく機会が多くありますが、
学生時代に運動をしていなかった方、ダンベルも持ったことがなかった方、自分でトレーニングをしていた方、トレーニングのブランクが20年以上ある方などスタートの状況は皆様それぞれです。
それでもほとんどの方には、重りを挙げるよりもまずは、適切なフォームを覚えていただくこととともにウエイトトレーニングになれることを大切に指導させていただいています。
まだ余裕がありそうなのに重さをあげていかないこともあります。
それは負荷に身体が慣れるのには時間がかかるからです。
アスリートにも言えることなのですが、トレーニング始めたての時期は、
感覚と現実が一致しないことが多くあります。
焦らず少しずつ負荷や強度を上げて身体をウエイトトレーニングに適応させることが大切です。
てきるだけ早く重い重量を持った方が体が強くなった実感やトレーニング効果を感じると思います。
しかし、当然、慣れていないのにいきなり重い重量を上げようとするとケガのリスクが高まりますし、適切なフォームでなければ将来的にどこかの関節などに痛みが出ることもあります。
一見遠回りにみえるような地味なフォーム習得と焦らない挙上重量の更新が、
実は身体を強くする、健康にするための近道になるのです。
イチロー選手の「小さなころを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」という言葉がありますが、トレーニングにも似たようなことが言えると思います。
私自身も指導させていただく際には、適切なフォームを獲得してから少しずつ挙上重量をあげ、それを地道に継続してもらいながら、ふと気が付いたときに身体がウエイトトレーニングを始める前よりも健康になっているなと感じてもらえるように様々な安全管理に気を配っていきます。
適切なウエイトトレーニングは適切な無理をすることも大切です。
そのお話はまたどこかで。
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